コペンハーゲン発、異色の変貌を遂げた「O.Files × adidas」のGATが今、熱い理由
コペンハーゲン・ファッションウィークで注目を集めたO.Filesによるadidasコラボが登場。名作GATを大胆に再構築したそのデザインは、ヴィンテージの美学とモダンなドレスシューズの要素が融合した珠玉の一足です。
コペンハーゲン・ファッションウィークで最も熱い視線を浴びたブランドのひとつ「O.Files」。デザイナーのOscar Jardorfが手がけるコレクションは、ヴィンテージウェアへの深い愛情が随所に感じられる仕上がりで、その中でも特に異彩を放っているのが今回のadidasとのコラボレーションモデルです。ミリタリー由来のトレーニングシューズである「GAT(ジャーマントレーナー)」をベースにしながら、かつてヴァージル・アブローがNikeで見せたような大胆なカスタマイズが施されており、スニーカーファンにとって見逃せない存在となっています。
デザインの最大の特徴は、GATの上に重ねられたレイヤー構造です。これは高級ドレスシューズであるJacques Solovièreのダービーシューズを彷彿とさせるエレガントなシルエットを構築しており、カジュアルなスニーカーの枠を超えた気品を纏っています。さらに、ヒール部分にはメゾン・マルジェラを彷彿とさせるホワイトペイントのディテールが施されており、スニーカーの歴史に対する敬意と、現代的なストリートの感性が絶妙にクロスオーバーしています。
機能性とファッション性を高次元で両立させたこの一足は、単なるコラボレーションの枠を超えた「作品」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。日本国内での具体的な展開は未定ですが、ファッション感度の高い層を中心に争奪戦が予想されます。ミリタリーやヴィンテージを愛するすべてのスニーカーヘッズにとって、これほどまでに心を躍らせる再構築モデルは久々の登場と言えるでしょう。

