メインコンテンツへスキップ
すにぶいSneaker Magazine
時の流れを纏う一足:JiyongKimがPUMAと描く「朽ちた美」のCELL GEO 1
PUMA2026.06.16

時の流れを纏う一足:JiyongKimがPUMAと描く「朽ちた美」のCELL GEO 1

韓国人デザイナー、JiyongKimとPUMAの最新コラボレーションから、自然の変容と「朽ちた美」を表現した「CELL GEO 1」が登場。経年変化した紙からインスパイアされた独特のグラフィックが、スニーカーに新たな価値を吹き込む。

多くのデザイナーが避けがちな「時間の痕跡」をこそ、美として昇華させる韓国人デザイナー、JiyongKim。彼のブランド哲学は、ヴィンテージの衣服や発見されたオブジェを通じて、太陽による色褪せなど、自然な変容の美学を追求することにあります。この独自の視点が、PUMAとの最新コラボレーションモデル「CELL GEO 1」に息づいています。

今回発表された「JiyongKim x PUMA CELL GEO 1」は、朽ちゆく紙、具体的には汚れやカビ、湿気によって徐々に色を変え、古びていく紙片からインスピレーションを得ています。アッパー全体に施されたグラフィックは、新品でありながら何十年もの歳月を経て自然に変化したかのような、有機的で使い込まれた風合いを表現。まるで時が刻んだ物語をスニーカー自体が語りかけてくるようです。このコンセプトは、付属のシューズボックスにも共通してデザインされており、コレクションとしての完成度を高めています。

Pitti Uomo 110で初披露されたこの意欲作は、2024年11月のリリースが予定されています。日本国内での展開も大いに期待され、そのユニークなデザインと哲学から、争奪戦となることは必至でしょう。コラボレーションモデルのため、通常のPUMA製品よりも高めの価格帯が予想されますが、その芸術性と希少性を考慮すれば、スニーカーヘッズにとっては十分に価値ある一足となるはずです。詳細な発売情報や販売方法(抽選販売など)については、今後のアナウンスに注目が集まります。

JiyongKimがPUMAと共に提示する「不完全さの中の美」は、スニーカーデザインの新たな可能性を切り開きます。単なるファッションアイテムを超え、時間、変容、そして人生が残す痕跡の中に美を見出す、彼の深い洞察が詰まった一足。ぜひ、この特別なスニーカーで、足元から哲学を感じてみてください。

Gallery

時の流れを纏う一足:JiyongKimがPUMAと描く「朽ちた美」のCELL GEO 1
時の流れを纏う一足:JiyongKimがPUMAと描く「朽ちた美」のCELL GEO 1