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すにぶいSneaker Magazine
フジロックで目撃された衝撃の共演。Nike ACG × Khokiの「静かなる革命」を深掘りする
Nike ACG / Khoki2026.08.04

フジロックで目撃された衝撃の共演。Nike ACG × Khokiの「静かなる革命」を深掘りする

日本の気鋭ブランド「Khoki」がNike ACGとのコラボレーションで生み出した唯一無二のカスタムピースを特集。匿名性の高いクリエイティブ集団が仕掛けた、今年のフェスシーン最大のサプライズを紐解きます。

先日開催された「フジロックフェスティバル」にて、ラッパーのIOが纏っていたNike ACGのセットアップがスニーカーフリークやファッションギークの間で大きな話題を呼んでいます。一見するとACGのレギュラーラインに見えながら、その実態は2019年に設立された日本の気鋭ブランド「Khoki」による完全オリジナルのカスタムピースでした。フリルが施されたジャケットや緻密なパッチワークで構築されたパンツは、アウトドアの機能美とアバンギャルドな感性が交差する、まさに現代のマスターピースと言える仕上がりです。

Khokiは、阿部浩紀を中心とする匿名性の高いデザイナー集団によって運営されており、その哲学は「服そのものに焦点を当てる」というマルタン・マルジェラを彷彿とさせるストイックな姿勢にあります。世界中の伝統工芸やヴィンテージの要素を再構築し、唯一無二のウェアを生み出す彼らのクリエイションは、LVMHプライズのセミファイナリストに選出されるなど、今や世界的な注目を集めています。今回のNikeとの邂逅は、単なる一過性のコラボレーションを超え、日本の小規模ブランドが巨大なスポーツブランドを再定義した象徴的な出来事となりました。

現時点ではこのACGコラボは限定的なカスタムプロジェクトという扱いですが、Khokiは過去にもOAOとのコラボスニーカーで見せたような卓越したパッチワーク技術で、フットウェア界隈でも独自の地位を確立しつつあります。今回のセットアップが将来的に市販されるかは不透明ですが、日本のファッションシーンがNikeという巨大なキャンバスをどのように「ハック」したのか、その歴史的な瞬間を目撃できたことはファンにとって大きな意義があります。今後の動向次第では、Nikeのインラインモデルをベースにした新たなカプセルコレクションの登場にも期待が高まります。