
陰陽の美学をストリートへ。上海DOEがNew Balance 2010で表現する「調和」の哲学
上海のストリートシーンを牽引するDOEが、New Balance 2010を再構築。東洋の陰陽思想をデザインに落とし込み、「調和」と「共存」のメッセージを込めた特別な一足が登場します。洗練されたモノトーンの中に奥深い哲学が息づく、注目のコラボレーションを深掘りします。
ストリートカルチャーの最前線から、またしても注目のコラボレーションが届きました。上海を拠点に独自の存在感を放つストリートウェアレーベル「DOE(ディーオーイー)」が、New Balanceのアーカイブモデル「2010」を再構築。東洋哲学の根幹にある陰陽思想をデザインに落とし込み、「調和」と「共存」という深遠なテーマをスニーカーで表現します。単なるファッションアイテムを超え、哲学的なメッセージを纏ったこの一足は、スニーカーシーンに新たな風を吹き込むことでしょう。
今回選ばれたベースモデルは、近年再び注目を集める「2010」。その特徴的なシルエットはそのままに、DOEは「All-Embracing, Ocean-Deep(すべてを包み込み、海のように深く)」というテーマを掲げ、陰陽のデュアリティを視覚的に表現しました。アッパーはブラックとホワイトのモノトーンで構成されながらも、厳密な対立ではなく、流れるように溶け合うグラデーションが特徴的です。上質なスウェードと通気性の高いテクニカルメッシュが複雑にレイヤーされ、奥行きのある表情を演出。ミッドソールにはNew Balanceが誇るABZORBクッショニングが搭載され、コンセプトだけでなく、日常での快適な履き心地も約束します。DOEの「BE FORMLESS」という哲学、すなわち「無名氏(Nameless)」の精神が、このデザインに深く息づいているのです。
2014年に設立されたDOEは、上海のストリートシーンにおいて、中国のポップカルチャーや映画、グローバルなユースカルチャーを融合させたメンズウェアで確固たる地位を築いてきました。その彼らが、1906年ボストン創業のNew Balanceという歴史あるブランドとタッグを組むことで、まさに「東洋と西洋の対話」がスニーカー上で実現します。「2010」は、そのゴープコアな魅力と適度なボリューム感から、近年、文化的な翻訳のキャンバスとして多くのコラボレーションで起用されてきましたが、DOEとの今回の協業は、その流れをさらに深化させるものと言えるでしょう。
「DOE × New Balance 2010」は、中国本土のDOE店舗にて7月11日に先行発売され、その後、New Balance Greyポップアップや公式ミニプログラムで7月12日、そして一部の正規取扱店で7月14日より順次展開される予定です。価格は1,199人民元(約180ドル)とされており、日本円にしておよそ28,000円前後の価格帯が予想されます。現時点では日本国内での公式アナウンスはありませんが、その哲学的な背景と洗練されたデザインから、日本市場での展開にも大きな期待が寄せられます。今後のNew Balance Japanからの情報に注目しつつ、海外での展開状況をチェックすることをおすすめします。
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