メインコンテンツへスキップ
すにぶいSneaker Magazine
建築家・馬岩松が読み解く、Salomonの新たな挑戦「XT-RIDGE」の構造美
Salomon2026.10.05

建築家・馬岩松が読み解く、Salomonの新たな挑戦「XT-RIDGE」の構造美

SalomonのXTシリーズから登場した新機軸「XT-RIDGE」を特集。山岳用DNAを継承しつつ、現代建築のようなレイヤード構造へと昇華させたデザインの真髄に迫ります。

Salomonの「XT」シリーズといえば、アイコニックなSensiFit™ケージが特徴的でしたが、最新モデル「XT-RIDGE」は、その常識を覆す全く新しい視点からデザインされました。あえて露出した外骨格を取り払い、半透明のTPU素材やレイヤード構造を採用することで、まるで現代建築のファサードのような幾何学的で洗練された佇まいを実現しています。山岳地帯の過酷な環境で培われた機能美を、都市生活というフィールドに最適化させたその姿は、まさに機能とデザインが高度に融合した一足と言えるでしょう。

今回、このシューズの構造美に注目したのは、世界的建築家である馬岩松(マ・ヤンソン)です。彼によれば、シューズも建築も、人間の身体を支え、内側と外側の関係性を構築するという点では共通の論理に基づいています。XT-RIDGEは、メッシュや補強パーツを単なる重ね着ではなく、呼吸、安定性、そして視覚的な深みを演出するための「構造体」として機能させています。目に見える表面の美しさと、その下に隠されたテクニカルなサポートシステムの調和は、建築家が空間を設計する思考プロセスそのものです。

XT-RIDGEは、アウトドアの荒々しいエネルギーを都市の秩序ある空間へと持ち込むための架け橋のような存在です。日常のスタイルに溶け込みながらも、足を通すたびにその複雑な構造がパフォーマンスとして機能する感覚は、他のモデルでは味わえない体験となるはずです。テクニカルなスニーカーを単なるスポーツギアとしてだけでなく、身に纏う建築物として捉えることで、足元の景色は一変するでしょう。

日本国内での展開においても、そのミニマルかつモダンなルックスは、感度の高いスニーカーヘッズから注目を集めています。価格帯は日本円で2万円台半ばから後半が予想されており、Salomon直営店や厳選されたスニーカーショップでの取り扱いが期待されます。山から街へ、そして建築へと昇華されたこの革新的な一足は、これからのスニーカースタイルを語る上で欠かせないピースとなることは間違いありません。

Gallery

建築家・馬岩松が読み解く、Salomonの新たな挑戦「XT-RIDGE」の構造美

Related Releases